【2026年最新】シビック RS (FL5) 完全攻略ガイド:タイプRを諦めたパパが最後に選ぶ「究極の6MT」
はじめに:なぜ今、シビック RSが「最強」と言われるのか
「電動化の波が来る前に、もう一度だけ純粋なガソリンエンジンのMT車に乗りたい。」
そんな願いを持つ車好きにとって、2024年末に登場したFL5型シビック RSは、ホンダが最後に見せてくれた「良心」とも言える存在です。
2026年現在、タイプRは中古車市場でもプレミア価格が続き、新車も手に入りにくい状況が続いています。一方、この「RS」は、日常の使い勝手を一切犠牲にせず、タイプRの血統を感じさせる走りを手頃な維持費で実現しています。
本記事では、3,000文字を超えるボリュームで、カタログスペックだけでは分からないRSの真価、そして「ミニバン(ヴェルファイア等)を所有しながら、2台目として迎え入れる価値」について、プロの整備士視点も交えて徹底解説します。
1. シビック RSの歴史的背景と「RS」に込められた哲学

ホンダにとって「RS」という称号は、単なる「Road Sports」ではありません。「Road Sailing(ロード・セーリング)」、つまり海を滑るように軽快に走ることを意味しています。
初代から続く「ちょうどいいスポーツ」の血統
1974年の初代シビックRS以来、歴代のRSは「過激すぎない、しかし走れば楽しい」というポジションを守り続けてきました。FL5型ではその哲学がさらに深化し、1.5L VTEC TURBOという枯れた(熟成された)技術をベースに、職人技のようなセッティングが施されています。
なぜ「タイプR」ではなく「RS」なのか
タイプRはサーキットに特化しすぎた結果、足回りが非常に硬く、後席も2人乗り(乗車定員4名)という制約があります。対してRSは、しなやかな乗り心地と5人乗りの実用性を維持。この「余裕」こそが、大人のスポーツカー選びにおいて重要なポイントになります。
2. メカニズム深掘り:バイク屋も唸る「専用チューニング」の正体

ここでは、一般のレビュー記事では触れられないメカニカルな進化点に迫ります。
専用フライホイールによるレスポンスの向上
RSは標準モデル(LX/EX)と比較し、慣性重量を減らした専用のシングルマス・フライホイールを採用しています。これにより、アクセルを煽った際の回転のつき・落ちが劇的に鋭くなっています。これは、小排気量バイクのレスポンス向上に近い「操る楽しさ」を直感的に感じさせてくれるポイントです。
レブマッチシステム(自動ブリッピング)の恩恵
タイプR譲りの「レブマッチシステム」は、シフトダウン時に車側が完璧に回転数を合わせてくれる機能です。
- 街乗り: ギクシャク感が消え、同乗する家族が「運転が上手くなった?」と錯覚するほどスムーズになります。
- 峠道: ヒール・アンド・トゥを意識せず、ブレーキングとステアリング操作に集中できるため、より安全に速く駆け抜けることが可能です。
3. 【徹底比較】RSと標準モデル、そしてタイプRの違い

購入検討層が最も検索する比較データをまとめました。
| 項目 | シビック RS (FL5) | シビック 標準車 (LX/EX) | シビック タイプR |
| トランスミッション | 6MT専用 | 6MT / CVT | 6MT専用 |
| サスペンション | RS専用スポーツサス | 標準サスペンション | アダプティブダンパー |
| ブレーキ | 大径ディスク (RS専用) | 標準サイズ | ブレンボ製 |
| タイヤ | 18インチ (PS4等) | 18インチ | 19インチ |
| 乗車定員 | 5名 | 5名 | 4名 |
| 指定燃料 | レギュラー (推奨) | レギュラー | ハイオク |
この表から分かる通り、RSは「中身はタイプRに限りなく近く、維持費は標準車並み」という、極めてコストパフォーマンスに優れた存在です。
4. ファミリーカーとしての合格点:4歳・7歳児を持つ家庭でのリアル

スポーツカーを買うとき、奥様を説得するための「最強の材料」を提示します。
チャイルドシートの装着性と後席の快適性
シビックはCセグメントの中でも最大級のホイールベース(2,735mm)を誇ります。後席にチャイルドシートを設置しても、前席のパパ・ママとの距離感は近く、コミュニケーションを損ないません。
また、リアドアの開口角度が広いため、お子様を抱きかかえての乗降もスムーズです。
ヴェルファイアとの「2台持ち」という選択
ミニバン(ヴェルファイア等)をメインカーに持つ家庭にとって、シビック RSは理想的なセカンドカーです。
- 平日: パパの通勤や趣味のドライブ、MTの練習に。
- 休日: 家族全員でのお出かけはミニバン、少し足を伸ばしたカフェ巡りはシビックで。
- 経済性: 1.5Lエンジンのため、自動車税は年間30,500円。レギュラーガソリン仕様(※ハイオク推奨説もありますが、基本はレギュラーで設計)なのも家計に優しいポイントです。
5. 【玄人向け】シビック RSを「究極」にするカスタム・ステップ

納車後に後悔しない、失敗しないカスタムメニューをプロの視点で提案します。
Step 1:冷却系の強化(RSの弱点克服)
1.5Lターボエンジンは、スポーツ走行を続けると吸気温度が上がりやすい傾向にあります。
- 大容量インタークーラー: 安定したパワーを引き出し、エンジンの寿命を延ばします。
- ラジエーターキャップ交換: わずかな費用で沸点を上げ、オーバーヒートのリスクを軽減します。
Step 2:操作系のリファイン
- ショートシフター: もともと素晴らしいシフトフィールを、さらに「手首だけで決まる」感覚に。
- スポーツペダルカバー: 自分の足のサイズに合わせたペダル配置に微調整することで、より一体感が増します。
Step 3:空力とビジュアルの融合
- テールゲートスポイラー(ホンダアクセス製): タイプRほどの巨大なウィングは不要ですが、ダックテール状のスポイラーを追加するだけで、高速道路でのリアの接地感が向上します。
6. 維持費とリセールバリュー:2026年以降の予測

驚異のリセール率
ホンダのMTハッチバックは、歴史的に値落ちが非常に緩やかです。
特にこのFL5型RSは、純粋な内燃機関を積んだ最後のスポーツモデルになる可能性が高いため、5年後、10年後も高い価値を維持し続けるでしょう。「買う時も高いが、売る時も高い」という、資産価値の高い一台です。
実燃費の目安
- 高速道路: 17〜19km/L
- 街乗り: 11〜13km/L
- ワインディング: 8〜10km/Lスポーツカーでありながら、20km/L近くまで伸びる燃費性能は、現代のターボ技術の結晶です。
7. よくある質問(FAQ)—— 検索意図に応えるQ&A

- 1.5Lでパワー不足を感じませんか?
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A:数値上の182ps以上に、トルクの出方がスムーズです。車重もタイプRより軽いため、日本の公道やワインディングでは「使い切れるパワー」として最高に楽しいです。
- ハイオクを入れたほうがいいですか?
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メーカー指定はレギュラーですが、点火時期の最適化を期待してハイオクを入れるオーナーも多いです。パワー感よりもエンジンの洗浄効果やノッキング防止を目的とするなら、プロとしては「たまにハイオク」を推奨します。
- 中古車で買う際の注意点は?
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A:2026年現在、初期ロットの個体が出てきています。MTのシンクロ状態や、前オーナーのオイル交換履歴(特にターボ車なので重要)を必ずチェックしましょう。
まとめ:シビック RSは「人生の質」を上げる道具である

シビック RS (FL5) は、単なる車ではありません。
それは、かつて車が好きだった少年が、父親になっても持ち続けられる「自由」の象徴です。
家族を安全に運び、それでいて一人になった瞬間に、VTECサウンドとともに解き放たれる。この贅沢な二面性こそが、今、私たちがシビック RSを選ぶ最大の理由です。
「いつか」ではなく「今」。ホンダが贈る最後の純粋なRSとともに、新しいカーライフを始めませんか。
